学生の実習で訪問看護を体験した時に将来はこの仕事をやりたいと思いました。一般の病連と違って訪問看護は、家族や利用者さんと距離が近いと思ったからです。脳神経外科を５年経験して、訪問看護に移りました。今は、入社して、７年半が経っています。
一般病棟だと必ず私の他に誰かがいる状況です。ただ、訪問看護は、責任者は私一人となります。ご自宅を離れる時にも次に起こりえるトラブルを想定して防いでおくという考えが必要となります。本当にやりがいを感じています。
看取りをさせていただき、その後、グリーフケアで訪問した時に家族から感謝の気持ちを直接聞けることが本当に嬉しい。私たちも利用者さんとの別れは辛いが、ご家族から私たちがケアしてもらっていると感じる時もあります。大変ですが、やりがいの感じる仕事です。

子供の出産後、復職する時に夜勤勤務は難しいので訪問看護の仕事を選びました。クリニックは、午前診療、午後診療があるため、８：３０~１７：００の勤務時間を探すと訪問看護にその時間帯が多かったのが、入社の理由でした。総合病院で消化器内科、循環器内科、デイサービスを経ての入社です。今は、入社して、８年が経っています。 病院ではなく、家で過ごしたい、家族と一緒に過ごしたいと思っている人は少なくありません。訪問看護は、そのような人の希望を叶える支援ができる素晴らしい仕事だと思っています。最初は、ご家族も不安でいっぱいです。その不安を聞き取って、訪問看護としてどのようなサービスを提供できるかをわかりやすく伝えています。
一般病棟だと患者さんのケアや体の清掃、点滴等が流れ作業となります。当然患者さんの話もじっくりと聞くことができません。その反面、訪問看護は、利用者さんの悩み、不安を聞くことができます。看取りは、本人も家族も不安でいっぱいですが、亡くなることを後ろ向きではなく、家で亡くなって良かったなと前向きに思っていただける素晴らしい仕事だと思います。

夜勤を務めながら病院勤務をしていたが、夜遅くまで子供を託児所に預けることが苦となって、訪問看護の仕事を選びました。急性期を長く担当していて、退院した後、患者さんはどうなっているのか心配もしていました。今は、訪問看護も5年目です。
訪問看護をやって、大変だったのがご家族の状況によって私たちの対応も多種多様となることです。一般病棟では、患者さんだけ見ていれば良いのですが、訪問看護ではご家族の方にもしっかりと気を配る必要が出てきます。また、ご家族の経済状況によっても私たちの対応も変わります。その分、利用者さん、ご家族と大きな信頼を作ることができます。
自分が頑張ったことが明確にわかるのも魅力の一つです。例えば、ご家族へのアドバイスで投薬もきちんとできるようになることなどです。自分たちで考えて、自分たちで提案できるのもやりがいがあります。
見取りも利用者さんは在宅を希望するが、ご家族は最後まで病院を希望する場合も少なくありません。そのような場合、私たちもご家族にきちんと説明し、私たちが必ず力になることを伝えます。最後は、ご自宅で亡くなった時にグリーフケア(心のケア)でご家族の喜びの声を聞いたときは、本当に嬉しく思う瞬間です。